最前線の挑戦が
誰かの日常に
つながっている。
Central Nippon Highway Engineering Tokyo
「解決策」を導き出していく。
安全・快適の
彼らは、常に未来を見据え、
「大動脈」のコンサルタント。
言うならば、
高速道路の課題を解決する。
交通工学を駆使して
現場で得られた知見や
執務室
本社
目的から逆算し、
成し遂げることに
こだわり抜く。
乗り物が大好きだった。さまざまなクルマが行き交う高速道路は、少年時代のOにとっては夢のような場所。その憧れと好奇心は、彼の未来を決定づけるほど強く、純粋なものだった。学校でも交通工学を専攻。エンジ東京への入社は、必然であったと言える。
「乗れば、目的地まで連れて行ってくれる電車と違って、クルマでの移動には『運転する』という主体的な行為が生まれます。そして、運転する人々も、物流を支えるプロのドライバーから、一般の方々まで多様です。日本の『大動脈』を守り、さまざまな人の想いを支えたい。そんな想いから、この仕事を選びました」
入社後は、土木保全管理班の一員として、日常点検を経験。その後、NEXCO中日本に出向した際には、日本初となる施工方法によって、橋梁床版取替工事も完遂した。常に意識してきたのは、目的から逆算し、考え抜くことだ。
「日常点検を効率よく確実に行うために、新たな施工方法で求められる品質と安全を実現するために、何が必要なのか。目的を意識し、万全の準備をもって、その使命を成し遂げることにこだわってきました。私たちの職場では、『現場の仕事は、段取りが8割』などと言われています。チームマネジメントやコミュニケーション、計画の立案には、細心の注意を払ってきたつもりです」
その「解決策」は
すぐそこに
活かされている。
現在、Oが所属している本社・土木技術部交通情報課は、高速道路のコンサルティングを実施する部門だ。NEXCO中日本と月次・年次で会議を行い、そこで寄せられた要望や課題を交通工学の知見や、独自のリサーチによって解決していく。いわば、高速道路の課題に新たな「解」を示していく仕事だ。明確な目的に向かって、数々の課題をクリアしてきた彼にとっては天職だと言えるだろう。
「私たちの取り組みは、大きく二つあります。時々刻々と変化する道路状況をわかりやすく伝える『安全・安心の取り組み』と、SA・PAの利用実態を分析し、安全かつ便利な施設を実現する『快適の取り組み』です。壁にぶち当たることも多いですが、自らのアイデアで今ない価値を実現できる、やりがいのある仕事だと思っています」
Oらが手がける「解決策」は、利用者の身近なところで活かされている。たとえば、高速道路上で見かける情報板には、工事に伴う渋滞の解消時間が表示されていることがある。その正確性を支えているのが、彼らの仕事だ。
「Bluetooth機能を搭載したデバイスを本線横のボックスに設置して、自動車に搭載された電子端末(カーナビ等)から発信される電波を受信する。その受信間隔を分析して、渋滞解消までの正確な時間を割り出していく。そんな手法を考え、実践しているんです」
彼らは机上だけの仕事をよしとはしない。デバイスの設置も、計測も、ほとんどの作業を自分たちの手で行うというから恐れ入る。
「私たちの仕事にも、現場は確実に存在する。意外と泥臭いこともやるんですよ(笑)」
自動運転の時代を
見据えて、
新たな価値に挑む。
高速道路の日常を、その「知」で支える。その仕事のやりがいは、現場における点検業務や、施工管理業務と何ら変わるものではない。
「いち利用者として高速道路を走っている時に、トラックや自動車が何ら変わりなく動き続けている。そんな景色を見るたびに、社会に貢献できている実感を味わうことができます。高速道路は、普通に流れているのが当たり前。誰かに注目してもらえる仕事ではないのかもしれません。けれど、その日常が守られていることほど、幸せなことってないと思うんですよ」
人々が不安を感じることなく、当たり前でいられる。これほど、素晴らしいことはない。だが、それを実現するためには、生み出す価値にこだわり続けることが必要だ。
「今後、モビリティーはさらなる進化を遂げ、自動運転が当たり前の時代が来ます。高速道路の課題を解決する私たちも、そこに深く関わる機会があるでしょう。この仕事は、エンジ東京の『攻めの保全』を体現するものです。まだまだ知識も経験も足りませんが、多くを学び、成長し続けることで、未来に『爪痕』を残したいと思っています」
最前線の挑戦が
誰かの日常に
つながっている。
Central Nippon Highway Engineering Tokyo