最前線の挑戦が
誰かの日常に
つながっている。
Central Nippon Highway Engineering Tokyo
最前線の挑戦が
誰かの日常に
つながっている。
Central Nippon Highway Engineering Tokyo
その目は、いかなる変状も見逃さない。
幸せな日々のために。
ここから始まる
かけがえのない命のために。
ここを通る
技術者となった。
その安全を守り続ける
少年は今、
故郷を支える道。
幼いころから親しんできた
岡谷ジャンクション
中央自動車道/長野自動車道
生まれも、育ちも、長野県。Wにとって、中央自動車道・長野自動車道は身近な存在だった。幼いころ、父親とよくドライブに出かけた。あっという間に目的地に連れて行ってくれる「魔法の道」。今、彼はその「道」を守り、支える仕事をしている。任されているのは点検業務。電力供給設備をはじめとした、さまざまな設備の変状をいち早く見極めることがミッションだ。
「電気の専門知識と目視によって、異常がないか確かめる。知識はもちろん、五感のすべてを注いで、業務に臨むことが求められます。『変状』を放置してしまうことが、万が一の事態につながりかねない。大きな責任とやりがいを感じています」
彼は細心の注意を払って、設備に向き合い続ける。さらに、作業を行う横では、自動車が猛スピードで走り抜けていくことも常。危険とも隣り合わせだ。
「点検に向かう車に乗り込むと、背筋がピンと引き締まる。その緊張感はキャリアを重ねた今も変わりません。人々の安全を守るために、共に点検を行う仲間を守るために。気の緩みは、ミスや事故に直結してしまいますから」
たった一人の力では、高速道路の安全を守ることはできない。Wはチームの絆こそが重要だと断言する。土木、造園、機械、電気、通信、建築、それを支える事務。多様なプロフェッショナルたちが、それぞれの能力を発揮することで初めて、目的を達成することができるというのだ。
「同じ目的に向かって、足りない部分を補い合い、新たな知見を与え合う。だからこそ、変状をいち早く見つけ出し、問題を解決した時には、みんなで喜び合うことができるんです」
事務所全体が同じ志を持つチームとして、高速道路の安全に向き合う。その姿勢が強く表れたのが、2021年に岡谷ジャンクションで発生した土砂災害だった。松本道路事務所のメンバーたちは、職種に関係なく、全員で復旧作業に臨んだのだという。
「高速道路に流れ出した土砂や倒木を撤去し、いち早く通行止めを解除することができた。その瞬間の達成感は今でも忘れることができません。志を同じくし、高速道路の安全のために全力を注いでいける。心から、この仕事を、この事務所のメンバーであることを誇りに思えました」
故郷の高速道路を守る。Wが実現する「何もない日常」は、物流と移動を支え、人々の豊かな暮らしにつながっていく。彼自身も、自らの仕事が生み出す価値や意義をハッキリと意識できているようだ。
「決して人の目に触れることはないなどと言われますが、そんなことはありません。家族や友人から『あの道、走りやすくなったね』『いつもありがとう』と言ってもらえることも多く、しっかりとやりがいを感じることができています。何より、誰かの暮らしを豊かにするという『誰か』には、私自身も含まれている。日常の中で、仕事の意義を感じる機会はいくらでもあるんですよ」
ブレない意志と確かな誇りを胸に、今日もWは高速道路の安全に向き合い続けている。だが、彼は現状のままでいることをよしとしない。さらに上へ、もっとできることを増やそう。攻めの意識や成長への意欲は人一倍だ。
「電気職だからといって、それだけを学んでいればいいというわけではありません。機械や通信、建築などの分野にも触れ、あらゆる状況・環境で高速道路の安全を守れる人財になりたい。技術の世界にも、安全の世界にも、ゴールなんて存在しないのですから」
最前線の挑戦が
誰かの日常に
つながっている。
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