
TECHNOLOGY FILE_01路面性状測定車ROAD TIGER 7号車
最高時速120km/hの速度で、
昼夜を問わず舗装路面の測定が可能。
舗装路面の3大性状といわれる、わだち掘れ・ひびわれ・平坦性を最高時速120km/hまでの任意の速度で昼夜を問わず測定できるほか、GNSSとIMU (慣性測定装置)の技術により、路面の縦横断計測が可能です。また、レーンマーク輝度や路面の局部沈下、段差量や高機能舗装特有の骨材火さんなど、多機能な測定・評価技術を搭載した最先端の路面性状測定車です。
ここに注目!

- 解析作業の自動化
- 従来のロードタイガー6号車は人力によるデータ解析作業が必要でしたが、7号車では自動ひび割れ検出機能による解析作業の自動化を実現しています。

- 最高速度120km/h
- 最高速度100km/hだったロードタイガー6号車に比べ、7号車は新東名仕様の最高速度120km/hの測定に対応しています。

- 昼夜問わず測定可能
- ステレオカメラと青色LEDにより、昼夜を問わず測定することが可能となり、夜間業務の省人化を図ることができます。

- 普通運転免許で運転可能
- 6号車と比べて車体がコンパクトとなり、普通免許での運転が可能です。
- この技術を活かす仕事
- 土木職

TECHNOLOGY FILE_02ミリ波レーダー式交通監視システム
走行する車両の台数や平均速度・占有率、
突発事象を検知し、交通状況を把握。
ミリ波の電波を使用し、走行する車両の台数や平均速度・占有率、突発事象を検知し、中央局設備へ出力することができる交通監視システム。迅速・正確に交通状況を把握することで、道路管理者による適切な事故防止対応・ドライバーへの情報提供を行うことができ、安全で円滑な交通流を支えます。
ここに注目!

- ミリ波レーダーとは
- ミリ波帯の電波を対象物に向けて反射し、反射波を受信・演算処理することで距離・速度・方位を計測する技術です。(本システムでは免許証不要で使用できる76GHzの小電力ミリ波レーダーを使用しています)

- 高い検知能力
- ミリ波レーダーは赤外線や超音波方式など他のセンサーと比較して波長が短く、対象物をより高い精度で感知できます。また、直進性の高い電波であるため、雨や雪、霧などの環境下でも対象物を捉えることができ、外光の影響も受けづらいため、高い検知能力を発揮します。

- 突発事象の検知機能
- 1台のセンサーで複数の車両について個々の車両速度を高精度に計測できることで、速度超過や低速の車両の検出、逆走車の検出など、突発事象の検知等が可能です。
- この技術を活かす仕事
- 通信職

TECHNOLOGY FILE_03構造物点検調査ヘリシステム(SCIMUS)
ドローンに搭載したデジタルカメラを用いて
橋梁を撮影して変状を把握。
これまで橋桁や床版の点検は高速道路を規制して橋梁点検車を据え付け、点検員が近接目視していましたが、現在は、高解像度カメラを使用した遠方からの画像撮影による点検支援技術を取り入れています。
ここに注目!

- 非GPS環境下でも自動航行が可能
- 撮影に使用する機器は自社開発のドローン「SCIMUS」やマニュアル飛行で狭小部に進入できる小型ドローンなど橋の形式や現場条件に応じて使い分けています。

- さまざまなアングルでの撮影に対応
- カメラを垂直方向、水平方向、回転台に設置することで、上部・下部構造などさまざまなアングルでの撮影を可能としてます。

- 手元のFPVモニタで確認
- 撮影した画像は、FPVモニタ(機体に取り付けたカメラからの映像を無線で伝送してディスプレイで確認するシステム)で確認することができます。
- この技術を活かす仕事
- 土木職

TECHNOLOGY FILE_04施設構造物変状検知システム(DSCV車両)
世界最高水準の高速・高精細撮像技術により
施設構造物点検の高度化・効率化を実現。
DSCV車両は、100km/h走行においてトンネル内施設構造物を正確に撮像し、撮影されたデータについてAIを活用して客観的に変状の検出や劣化判定し、視覚的なデータとして管理することができます。
ここに注目!

- AIで劣化検出
- トンネル内施設構造物を100km/hで撮像し、ナットの弛み判定やクラック検知などAIによって変状有無を分析します。さらにAI(機械学習)等により劣化について視覚化・数値化を行い、各部位単位の劣化レベル(度合い)として出力します。

- 高感度8Kカラーラインカメラを搭載
- 8KカラーラインカメラとLED照明を固定し、カメラの撮像範囲に安定した照度の光を照射。下方からの目視が困難な撮影対象の上部を高い位置から影を落とさないように撮像します。

- 視覚的なデータとして管理
- トンネル入口〜出口までの全灯具を一定数量ずつ区分けし、区間内で最もレベルが高いものを表示することにより、トンネル全体の劣化傾向を可視化します。
- この技術を活かす仕事
- 電気職