父の影響で好きになったものづくり。
好奇心が満たされる生活を送りたい。
ものづくりの面白さに目覚めたきっかけはDIY好きの父の存在です。家族のために汗を流す父を手伝いながら、より高度な知識と技術を学びたいと大学では機械工学を専攻。設備の設計・製造・制御といった基礎知識を身につけると同時に、自動車部品や電化製品をはじめとした多岐にわたる分野での活用が進むマグネシウム合金の耐火性や耐久性の研究に熱中していました。卒業後もさまざまな設備に触れて好奇心を満たしたいと考えていたところ、エンジ東京で働く研究室の先輩に話を伺う機会がありました。業務の幅広さはもちろん、暮らしに欠かせない高速道路を守る社会的意義の高さを魅力に思い入社しました。
スケールの大きな設備に
囲まれた刺激の多い毎日。
高速道路上にあるさまざまな設備の点検を行っています。道路照明、監視カメラ、情報板、SA・PAに電力を供給する受配電設備、消火栓や避難口といったトンネル非常用設備など扱う設備は多種多様です。設備の外観や作動状況を確認する機能点検のほか、設備の構造的な劣化を調査する構造点検を定期的に行うことでリスクを早期に確実に発見できるよう努めています。自家発電用の大型ディーゼルエンジンやトンネル内換気用のジェットファンなど高速道路の設備はスケールが大きく、普段の生活では目にすることがないものばかり。万が一の事故や火災からお客さまを守る責任の大きい仕事ではありますが、刺激と発見の多いワクワクする毎日を送っています。

環境を考慮しながら設備に対峙。
日々出来ることが増えていく喜び。
あらゆる設備への深い理解が求められることはもちろん、場所や気候の条件によって異なるポイントを把握する必要があるなど、学びに終わりがないことがこの仕事の面白さであり難しさだと実感しています。例えば、海辺の高速道路上にある設備は潮風の影響で金属が錆びやすいという特徴を考慮しなければいけません。同じ設備であっても製造年度やメーカーが違うと点検方法が異なるというケースも多くあります。入社当初は必要とされる知識や技術の多さに不安もありましたが、経験豊富な先輩から教えをいただき、また電気工事士の資格取得に挑戦するなど自己研鑽を重ねることで、着実にできることが増えています。
キャリアを問わず誰もが
意見し合える風土がある。
時速100kmで走行する車両のそばで作業をしたり、高圧の電気が流れる設備を扱ったりと点検業務はいつも危険と隣り合わせです。決して事故を起こさないよう安全に最大限の注意を払うこと、そして一緒に業務に励む同僚や協力会社の方々と密にコミュニケーションを取ることを大切にしています。年齢や経験の差を問わず気軽に意見し合える関係性を築くために、学生時代に銭湯や個別塾のアルバイトでさまざまな人と交流した経験を活かして、普段から積極的に声をかけるなど話しやすい雰囲気づくりに努めています。また、毎月協力会社の方々を含め班の全員で意見交換する場が設けられているほか、定期的な親睦会を開催するなど、一人で仕事を抱え込まずチームとして助け合う環境が整っていることを実感します。

長年の知識や技術を継承し、
高速道路インフラを未来につなぐ。
どのような設備であっても、どんな問題にも臨機応変に対応できる。そんな高速道路のプロフェッショナルになることが目標です。そのために、今後は積雪が多い地帯をはじめ、さまざまな事務所の点検業務を経験することに加え、保全管理業務など未経験の仕事にも果敢に挑戦したいと考えています。そして、先輩から継承されてきた知識や技術をこれから入社される皆さんへと受け継ぎ、組織全体のスキルアップに貢献することも目標のひとつ。マニュアル通りにはいかない現場が多いからこそ、作業現場ではより一層コミュニケーションを図り、一丸となってこの国のインフラを未来へつないでいきたいです。