さまざまな構造物にふれながら
確かな技術力を磨ける環境がある。
人々の生活に欠かせない社会インフラを支える仕事に就きたいと考え、工業高校で都市工学を専攻しました。「自然と人間の調和」をテーマに、道路や鉄道などの測量技術をはじめ、土木施工、土木基礎力学、土木構造設計など幅広く土木工学に関する知識を深めたほか、土木施工管理技士2級にも挑戦。また、勉学だけでなく弓道部の活動にも注力するなど忙しくも充実した学生生活を過ごしていました。エンジ東京を知ったきっかけは先生の勧めです。日本経済の成長を支えてきた高速道路を未来につなぐ使命感に惹かれたことはもちろん、さまざまな構造物に実際にふれることで確かな技術力を磨き、着実に成長ができる環境があると確信して志望しました。
構造物の新設・取替・補修工事にあたり
発注から完成まですべての工程に携わる。
新設や取替、補修を必要とする構造物について、工事を発注するための図面や仕様書等の資料作成、さらに着工した現場の安全や品質、工程の管理までを担っています。発注から完成まで工事のすべてに携わるため業務の幅が広いことに加え、工事対象となる構造物は多種多様で毎日が学びの連続です。快適な高速走行を実現する舗装のほか、車両の騒音が周辺に広がることを防ぐ遮音壁、橋梁のつなぎ目に設置される伸縮装置など、普段何気なく利用していた高速道路がいかにさまざまな構造物で成り立っているか日々実感しています。また、それらの構造物を保全することで、人々の安全と安心を守る仕事にやりがいを感じています。

環境や条件を考慮したうえで
最適な答えを導き出していく。
横浜道路事務所が管轄する高速道路は、東名、新東名、圏央道、新湘南バイパスの計4路線。そのフィールドは広域にまたがり、環境や条件によって最適な構造物が異なります。例えば一概に舗装といっても、土や砕石の上に舗装する一般の区間とは違い、鉄筋コンクリート等からなる床版の上に舗装する橋梁部では、荷重を減らすため軽量であることに加え、床板が腐食しないよう防水性の高い舗装が肝心です。またカーブやこう配の大きい区間では事故を防ぐために、滑り抵抗となる摩擦力を高める舗装が欠かせません。あらゆる環境や条件を考慮したうえで最適な工事を計画していく。正解のない問いに挑むことこそが、この仕事の面白さであり難しさだと実感しています。
学ぶことを楽しむこと。
好奇心を絶やすことなく
「なぜ」を繰り返す。
「学ぶことを楽しむ」。この言葉は尊敬する先輩からいただいた教えであり、私が仕事をするうえで最も大切にしていることです。自分の興味や関心がなければ、何事も身につきません。なぜこの構造物が必要なのか。なぜその役割が求められるのか。知識と技術を修得し続ける大変さはもちろんありますが、日頃から「なぜ」を繰り返し、あらゆることに好奇心を持つことで確かな成長が得られていると感じます。
私自身は入社2年目に技術士補の資格を取得し、同年の冬頃からは徐々に各種業務をメインで担当させてもらえる機会が増えました。今後はさらなる高みである技術士を目指して、楽しむことを忘れずに学び続けていきたいです。

点検業務など異なる役割にも挑戦し
厚い信頼を得る技術者を目指したい。
入社して4年が経ちこれまでに数多くの現場を経験してきましたが、まだまだ知らないことや学ぶべきことはたくさんあります。今後は経験したことのないエリアでも施工管理に挑み、点検業務など異なる役割にも挑戦することで業務の幅を広げていきたいと考えています。また、決して一人で完結する仕事ではないからこそ、ともに働く同僚や協力会社の方々を上手く巻き込んでいけるようになることも目標です。「おかげでスムーズに仕事が進んだよ」そんな言葉をいただける存在になるためにも、人間性とスキル双方に磨きをかけ、より厚い信頼が得られるよう努めていきたいです。